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9.9 誤り
持ちませんが、
1,000
回の反復後、帰無仮説のもとで生成された最大検定統計量は、
32
になります。観察されたカイ二乗統計量は、帰無仮説のもとではありえそうにな
いと結論できるので
†
、観察される効果は統計的に有意です。
この例は、カイ二乗検定の限界を示します。それは、
2
グループに相違があること
を示しますが、その相違が何であるかということについては何も語りません。
9.9
誤り
古典的仮説検定においては、効果は、
p
値がある閾値、普通は
5
%より下なら統計
的に有意だと考えます。この手続きには
2
つの問題が生じます。
•
効果が実際には偶然によるものだとすると、誤ってそれが有意だと考える確
率はどれぐらいだろうか。この確率は、偽陽性率(
false positive rate
、無病
誤診率とも言う)である。
•
効果が実在するなら、仮説検定が誤る機会はどの程度だろうか。この確率は
偽陰性率(
false negative rate
、有病誤診率とも言う)である。
偽陽性率は、比較的簡単に計算できます。閾値が
5
%なら、偽陽性率は
5
%です。
その理由は次のとおりです。
•
実際の効果がないとしたら、帰無仮説は真であり、帰無仮説をシミュレーショ
ンすることで、検定統計量の分布が計算できる。この分布を
CDF
T
と呼ぶ。
•
実験を行うごとに、
CDF
T
から抽出した検定統計量
t
が得られる。そして
p
値を計算するが、これは、
CDF
T
から得たランダムな値が
t
を超える確率な
ので、
1
−
CDF
T
(t)
となります。
•
もし
CDF ...