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5
章
分布をモデル化する
†
いままでに扱った分布は、経験分布(
empirical distributions
)と呼ばれています。
というのも、いままで登場したものが実際の観察に基づいた分布だったからです。当
然、標本サイズは有限になります。
この他に、数学的な関数として与えられた
CDF
で特徴付けられる、解析分布
(
analytic distribution
)
‡
があります。解析分布は、経験分布をモデル化するのに使え
ます。この文脈でモデル(
model
)とは、不必要な詳細を省いた単純化のことです。
本章では、よく使われる解析分布を示し、それらを使ってさまざまな情報源からのデー
タをモデル化します。
5.1
指数分布
比較的簡単なので指数分布(
exponential distributio
)から始めましょう。指数分
布の
CDF
は次のようになります。
CDF(x)
=
1
−
e
−
λ
x
母数(パラメータ)
λ
が分布の形状を決定します。図
5-1
は、
λ
=
0.5, 1, 2
のとき
に
CDF
がどのように見えるかを示しています。
†
本章のコードは、
analytic.py
にある。コードのダウンロードや扱い方については、
viii
ページの「コード
を使う」を参照してほしい。
‡
訳注:普通は、連続分布(
continuous distribution
)という用語を使う。本書初版も連続分布とした。解析
分布は、あまり使われていない。