
014
K A I Z E N J O U R N E Y
1
E P I S O D E 0 2
自分から始める
02
何 か ら 始 め よ う?
自分から始める、一体何を?
僕がいる現場の開発や部署の問題点を挙げることは、今までもやってきたこと
だから、いくらでもできる。でも、その中で、自分から始められることは一体何
だろうか。「何でもやれそうだ、やれることがたくさんありそうだ」というのは、
まだ自分が何をできるのかわかっていないということなのだ。
僕がいる会社では、すでにどこかで起きていただろうという問題が、現場を変
えて何度でも起きている。クライアントの希望するソフトウェアをつくるにあ
たってプロジェクトチームを結成するわけだけど、そのチームはプロジェクトが
終わるたびに解散してしまう。ときには、プロジェクトの途中でも、フェーズの
切れ目で別の人たちにバトンを渡すことさえある。
だから、あるときに起きた問題と、その解決策が組織的に蓄積されることがな
い。常に、個人にたまっていく。いろんな経験をした人は重宝されるが、組織と
して見たときに効率的な動き方になっているわけではない。
それから、やるべきタスクの抜け漏れもひどくて、プロジェクトの終盤になる
とたいてい、やるべきことをやってなくて、トラブルが起きる。リーダーの経験
によるところが大きくなってしまっていて、その人が経験していないことはプロ
ジェクト上、計画からごっそりと落ちてしまう。運用をまったく考えられていな
いのに、ローンチを迎えてしまう。管理者向けに必要な機能がごっそりと抜け落 ...