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K A I Z E N J O U R N E Y
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E P I S O D E 1 6
チ ー ムとリー ダ ー の 境 界
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これじゃな い 。
「これではプロジェクトを終えられない」
蔵屋敷さんが苦々しそうにチームに宣言したのは、第6スプリントのデモを終
えて、ふりかえりを始めたときだった。突然の展開に、みんな一様に身を固くし
た。スクラムマスターの西方さんからさえ、いつもの飄々とした感じが消えてい
た。
僕は蔵屋敷さんが何を言っているのか一瞬わからなくなって、彼の次の言葉を
待ったが、なかなか出てこない。七里が静寂を切った。
「蔵屋敷さん、それはプロダクトの出来がダメだってことですか」
まるで待っていたかのように、蔵屋敷さんは即座に反応した。
「ああ、そのとおりだ」
僕は不安で、自分の胸の高鳴りが抑えられなくなった。早く蔵屋敷さんに説明
をして欲しい。
「蔵屋敷さん、どこがダメなんですか」
蔵屋敷さんは、僕の促しをまた待っていたかのようだった。何がダメなのかを
とうとうと語り始めた。その内容は、要は機能が不足している、ということに尽
きた。当初の企画の目的を果たすには、機能が足りていない。頭がくらくらした。
「それはないでしょう。今まで、デモでさんざん見てきて、スコープの判断もス
プリントプランニングで蔵屋敷さんがいる場で行ってきました。合意の下、進め
てきたはずです。それが今になって、機能が足りていない?」
僕は感情の高まりを抑えられそうにないなと思った。心配そうに、七里とウラッ ...