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カイゼン・ジャーニー
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単に「顧客」のエリアとして捉えてしまうと、デモグラフィック属性を挙げるこ
とに偏ってしまいます。顧客が課題を抱えるのは、ある状況に起因するからで
す。厳密には属性と因果関係があるわけではないのです。
「属性」で顧客を捉えてしまうと、仮説を立てた属性以外の顧客にたどり着く
までが遠くなり、結果として意思決定を誤ってしまいかねません。仮説キャン
バスでは「状況」というエリアにして、属性ではなく状況を挙げることを明確に
しています。
そして、この状況にある人たちが取りうる「傾向」を考えます。「傾向」とは、
この「状況」において発生しやすい思考や行動の偏りを指します。
例えば、インターネットで仕事を探すあるセグメントは、特定の求人サイト
へのロイヤリティがあるわけではなく、検索エンジンにキーワードを入れて探
すという行動を取っていたりします。これは、一つのサイトの中で探すより、
検索エンジンで探すほうが広く仕事に出会えるのではないかという思考の「傾
向」から、求職者が示し合わせたように同じ行動を取っていると考えられます。
「傾向」の流れに乗らない、反するようなソリューションは、最初はなかなか
顧客には受け入れてもらえません。こうした行動の傾向性も考慮して、サービ
ス設計、提供を行う必要があるわけです。
次に取り上げるのは、課題解決のための現在の「代替手段」です。顧客は何ら
かの方法で、不満を持ちながらその用事を片づけているはずです。逆に代替手
段に満足している場合は、新しいソリューションを採用するためのスイッチン ...