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K A I Z E N J O U R N E Y
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E P I S O D E 1 2
僕たちの仕事の流儀
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それぞれのルール
第3スプリントのベロシティを僕たちは大きく落とすことになったが、そのこ
とについて必要以上に悲観しているメンバーはいなかった。みんな、インセプショ
ンデッキで何を優先するべきなのかを理解できたからだ。
このプロダクト開発のトレードオフスライダーは、最優先が品質。次いで、コ
スト、ローンチ日、最後にスコープだった。そもそもテスト管理ツールなので、ツー
ル自体の質が低いわけにはいかない。ローンチ日は企画段階で決まっていたもの
の、予算のほうが当初に立てた計画以上には出ないそうで、3 番目の順位だった。
ただし、ローンチ日を予定どおりのラインに近づけるためなら、機能の範囲を調
整する、というのが蔵屋敷さんの考えだった。
インセプションデッキづくりの前に比べると、みんなの会話がまた増えた気が
する。プロダクトバックログに一人で向き合うのではなくて、どうすればもっと
機能として目的を果たせるのか、メンバー同士で会話する機会が増えた。チーム
は明らかに活発な方向に向かっていた。
そんな中、第3スプリントのふりかえりで、事件が起きた。ふりかえりなので、
会議室にチーム全員が集まっている。Problemを一つも出さなかった七里に対し
て、ウラットさんが我慢しきれなかったように、声を上げた。
「七里さんはダメです」
ウラットさんの宣告にも、七里は何も悪びれた様子はなかった。少し興奮した ...