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カイゼン・ジャーニー
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チ ー ムとプ ロダ クトオ ー ナ ー の 境 界
混迷するプロダクトオーナー
第6スプリントのスプリントレビューを控えて、また土橋さんが落ち着かなく
なった。ファイブフィンガーは2本が続く。スプリントレビューが近くなるとい
うことは、次のスプリントが見えてくるということ。つまり、次のプロダクトバッ
クログがそろそろ整ってこないといけないということだ。第7スプリントの準備
ははかどっていないようだった。
「プロダクトオーナーとして、スプリントレビューの準備をしなければいけない。
その上、次のスプリントのプロダクトバックログを整えないといけない」
ファイブフィンガー 2本の理由を聴くたびに、土橋さんはぶつぶつと同じ内容
を繰り返した。七里がまたかという表情で、仕方なく会話を掘り下げる。
「次のスプリントの準備に時間をあててくださいよ。デモも受け入れテストのシ
ナリオもこっちで考えるんだから、デモに向けてやることはそんなにないでしょ」
たちまち、土橋さんが大きく目を見開いて、七里を一喝した。
「完成の判断をするのは俺の役割だぞ! 本当に完成していると判断してしまって
良いのか、そのためにどこを見るべきか……」
俺のプレッシャーがわかってたまるかといわんばかりだ。
大きな認識違いがあれば問題だけど、調整レベルだったら完成としてしまって、
別のプロダクトバックログアイテムとして調整作業やフィードバックの対応をす ...