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K A I Z E N J O U R N E Y
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E P I S O D E 2 4
視座を変えて、突破するための
見方を得る
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いら立ちから不安へ、そして窮地
社内のエキスパートをどんどん吸い込んでいっていた炎上プロジェクトは、次
第に鎮火し始めているらしい。会社としては炎上案件の損失を取り戻すべく、受
注を増やすために各方面へ営業を積極的に仕掛けているということだった。
「というわけで、わかるよな、江島」
営業の稲村さんに連れ出されて向かった先は、いつものクライアントの見慣れ
たビルだった。そう、今日はMIH社の中でも、ECを担当している部署とはまた
違う部署から引き合いがあり、案件のヒアリングで訪れていた。
営業の稲村さんとは先日知り合ったばかりだった。陽によく焼けていて、聴け
ば休日はサーフィンに余念がないという。普段顔を合わせているメンバーは、マ
イさんを除くとだいたいおとなしい人ばかりなので、よく口の動く稲村さんは新
鮮だった。
しかし、こんなことをしている場合ではないのに、と僕は思ってしまう。EC
の開発はまだ終わっていない。終わっていないというか、デザイン合宿以降、全
体としてコミュニケーションが活発になり、以前よりもはるかに動きが激しく
なっていた。クライアントを含めたチーム全体がまるで馬車馬のように仕事をし
ているようだった。あちらこちらでアイデアや議論が湧くように出てきていて、
プロダクトを細かく調整したり、時には大胆にコードを書き換えたりしている。
砂子さんはひっきりなしにプロダクトについてのアイデアを挙げてくるし、音 ...