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K A I Z E N J O U R N E Y
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E P I S O D E 2 5
広さと深さで、プロダクトを見立てる
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英雄の帰還
スプリントも残すところ後3つとなっていた。もう来月の頭にはローンチを迎
える。このプロジェクトでも実にいろんなことがあったけども、いよいよ大詰め
だ。プロダクトオーナーが砂子さんから袖ヶ浦さんに変わることに感じていた不
安は取り越し苦労だった。袖ヶ浦さんに変わってもそれまでと進みは大きく変わ
らなかった。むしろ、やや混沌とさえしていた状況が良い具合に引き締まり、発
散的な展開からプロジェクトは収束へと進むことができた。終盤にきて、このプ
ロジェクトは落ち着きを取り戻した。
残りのスプリントで大きな機能開発もない。むしろ、次のマイルストーンに向
けた計画が少しずつ整ってきて、来月のローンチに必要な機能開発よりも、ロー
ンチ後を見据えてやるべきタスクのほうが、多いことがわかってきた。
浜須賀にローンチ周辺のタスクを任せて、僕は次のマイルストーンに向けたプ
ランニングに入っていく、というシフトをゆるやかに始めていた。その浜須賀が、
社内SNS を見ていて、いきなり声を上げた。
「江島さん、この人、袖ヶ浦さんですよね」
浜須賀が指し示すディスプレイをのぞき込んで、確かにそこに袖ヶ浦さんを発
見した。僕が反応するより速く、マイさんが声を上げた。
「ああ、この人って、この会社の人だったんですネ~!」
和尚もやってきて、浜須賀を押しのけた。さすがに力が強くて、浜須賀は簡単 ...