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K A I Z E N J O U R N E Y
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E P I S O D E 1 7
チ ームと新しいメンバ ー の 境 界
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招かざる来訪者
プロダクトリリースに向けて、さあラストワンマイルだと、第7スプリントを
始めたところで、思わぬことが起きた。
「え!? 新しいメンバーが増える?」
僕の驚きを隠さない声に、蔵屋敷さんはバツが悪そうに、反応できずにいた。
このチームの取り組みとここまでの成果がそれなりに、社内で評判になっていた
らしい。それを聞きつけた他部署の上席者が、若手を送り込むので、ぜひスクラ
ムを学ばせてくれと言ってきたというのだ。これは、蔵屋敷さんも予想外だった
に違いない。
言わずもがな、今更、残り2スプリントのところで、新しいメンバーを増やし
ても、プロダクトバックログがより倒せるようになるわけではない。むしろ、新
メンバーを放置しておくわけにもいかず、その人との絡みに手を取られることは
明白。結果的にベロシティを落とす要因になるだろう。
「断ってきてください」
僕は、先日のゴール再設定の件もあったので、ここぞとばかりに蔵屋敷さんに
強く出ることにした。
「すまん、江島。どうしようもない」
当然、蔵屋敷さんも、すでに断っていたのだろう。手を尽くした結果、それで
もねじ込まれたわけだ。一方、七里やウラットさんは、まんざらでもない感じだっ
た。
「いいじゃないですか、手はいくらあっても足りないんだし」
「そうですよ。七里さんのフォローにぴったりですね」
二人はプロジェクトの途中で人が増えることをまだ経験したことがないのだ。 ...