
021
カイゼン・ジャーニー
03
E P I S O D E 0 3
一 人 で 始 めるふりか えり
03
ふりかえり、本当にできている?
これから始める4つのプラクティスで、ふりかえりが一番なじみがあった。僕
はもう、ふりかえりらしきことをすでにやっている。たいてい、プロジェクトを
終えるときには一人で、何をやったか、どんな出来事があったかを思い返す時間
を取るようにしている。そうした時間は自分にとって大事な時間で、ここで棚卸
した内容が、次のプロジェクトで挑戦してみたいことにつながったりしている。
ちなみに、チームや部署でふりかえりをやっていそうな人はいない。僕がいる
会社では、半年に1回、部のメンバーが全員集まって、各自の半年の棚卸と次の
半年で何をやるかについて発表するイベントがある。ここが、自分の仕事を顧み
る機会になっている人は多い。
この取り組みは、僕が認めている唯一の会社の施策といっても良い。マネー
ジャーやリーダーだけではなくて、新人を含めた部署の全員で、自分自身のビジョ
ンをみんなの前で語る。誰がどんなことを考えて仕事をしているのかを知る、良
い機会なのだ。
でも、この機会を活かしている人はロクにいなくて、退屈な話を全部で3時間
も4時間も聞かされる、苦行のイベントと化していた。芯のない振り返りの内容。
3分で考えつくような目標。それを聞いて、こちらは一体どうしろと? という面
持ちになってしまう。
だから、ふりかえりのテクニックは、僕が取り組むより、部のみんなに展開し ...