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カイゼン・ジャーニー
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E P I S O D E 2 0
新しいリーダーと、期待マネジメント
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新しいリーダー が やってきた 。
蔵屋敷さんとSIの部門に戻ってくると、次の仕事が待ち構えていた。僕が以前、
運用保守を担当していたクライアントのMIH社の、新しいプロジェクトがちょ
うど立ち上がろうとしていたのだ。MIH社は、個人宅のインテリア(室内灯とか
家具とか)を手がけている総合メーカーで、国内シェアは第3位。僕たちの会社
のクライアントの中でも、規模がかなり大きいほうだ。
プロジェクトの内容は、よくあるBtoBの ECサイトの構築。大型のインテリア
ではなく、電球とかカーテンとか小物の日用品、消耗品を扱う。メーカーとして
モノづくりに専念し、販売を代理店に委ねてきたMIH社としては、インターネッ
トで自分たちで商品を売るというのは画期的な試みといえた。代理店経由ではな
く、直接工務店や内装業者などの事業者に販売する。
当然のように注文や在庫を管理する基幹システムとの接続もあるので、システ
ムの規模感は結構ある。「(自社プロダクト開発からSIへ戻る)リハビリだな」とい
う蔵屋敷さんの言葉とは対象的に、僕はあまり気が抜けるプロジェクトではない
と感じていた。
さっそく事件が起きたのは、チームが動き出して半月も経たない頃だった。リー
ダーを務めていた蔵屋敷さんが他のプロジェクトへ駆り出されてしまったのだ。
どうも会社を挙げて受注した大型開発プロジェクトが炎上しかけているらしい。 ...