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テスト戦略として方針を検討すべき項目を以下に説明します。
テストレベル
テストレベルは、テスト実施対象のソフトウェア構成要素の粒度や範
囲、あるいは開発のアクティビティや工程などの観点で、テストを段階
分けする概念です。「単体テスト」「総合テスト」「システムテスト」など
が具体的なテストレベルの例です。第2章の図2.1.4 に示したV字モデ
ルも参照してください。
テストレベルは、組織の標準開発プロセスに定義されているものがあ
ればそれを用いるとよいでしょう。JSTQBのシラバス
※2
にもテストレ
ベルの定義があるので、参考にすることができます。
「単体テスト」という言葉一つを取っても、プログラム単体のテスト
をイメージする人もいれば、機能単体のテストをイメージする人もいま
す。ですから、それぞれのテストレベルの目的やスコープは明確に定義
を定めておきましょう。
テストタイプ
テストタイプは、テストの具体的な目的や、評価と検証を行う観点に
よってテストを分類する概念です。大きくは機能テストと非機能テスト
とに二分されますが、さらに細分化すると図5.1.1 に記載したように品
質特性ごとに複数のテストタイプに分類することができます。
これらのテストタイプをすべて一様に実施しなくてはならないという
話ではありません。開発するソフトウェアの特性によって、重点的にテ
ストを行うべきテストタイプは変わります。第3 章で述べた、アーキテ
クチャドライバとしてリストアップした品質特性に対応するテストタイ
プは当然重要度が高くなるでしょう。 ...