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げたいと思います。
仕様書の標準化
まず、要求分析アクティビティの後半で作成する仕様書の標準化のポ
イントを確認しましょう。
ユースケース図
アクターとユースケースとの関わりを俯瞰する目的で作成するユース
ケース図は、UMLという標準化されたダイアグラムを用いるため、図
の記法自体は統一されるはずです。ただし、人によってユースケース図
の作成単位や、ユースケースの粒度や表現にばらつきが生じないように
方針を定めておくのがよいでしょう。
実際にユースケース図を作成する担当者は、業務知識には詳しいが
UMLに関しては知識や経験が乏しいということは少なくありません。
ですので、ユースケース図はなるべくシンプルな表現にするのが得策で
す。
ユースケース図で定義された要素間の依存関係の中には、汎化、包含
(include)、拡張(extend)という概念があります(図 4.2.1)。汎化は、
共通の振る舞いを持つユースケースを抽象化した親ユースケースと、具
体的な子ユースケースとの親子関係を示す関係性です。包含は、共通処
理を切り出して部品化したユースケースを、上位のユースケース側から
呼び出す関係性です。拡張は、あるユースケースにおいて割り込み条件
を拡張点として定義し、その条件を満たした場合に限って実行されるべ
き処理を別のユースケースとして切り出す関係性です。
これらの三つの概念は、オブジェクト指向の考え方に慣れていないと
理解しづらく、業務担当者にとってはハードルが高いと言えます。特に
includeやextend