
216
発を進めると自然と90%を超えるカバレッジに到達するので、90%は
一つの目安となる数値だと思います。
⹅
図5.2.10
Google社のカバレッジ基準
カバレッジ基準 評価
90% 模範的
75% 賞賛に価する
60% 許容範囲
インテグレーションテストのポイント
インテグレーションテストにおいてコンポーネントの統合範囲にバリ
エーションがあることは既に述べました。統合範囲に関しては、アプリ
ケーションアーキテクチャの特性を考慮に入れて方針を定めます。
たとえば、ビジネスルールやビジネスロジックなどのドメインの複雑
さを解決するアーキテクチャとしてクリーンアーキテクチャを採用して
いる場合、ユースケース層とエンティティ層に存在するコンポーネント
を統合範囲とするのが基本でしょう(図5.2.11)。この場合、本来ユー
スケースを起動するコントローラーの代わりに、統合テストクラスが
ユースケースを呼び出すことになります。また、ユースケースから呼び
出されるDataAccessorやServiceの実装クラスは本物のコンポーネン
トをテストダブルで置き換えます。ユースケース層やエンティティ層の
コンポーネントは、外側のインターフェースアダプター層の実装の詳細
を知ることなく動作するため、これらのコンポーネントを結合したユー
スケース単位のテストが容易である点はクリーンアーキテクチャを採用
するメリットの一つです。
ただし、アプリケーションによってはインターフェースアダプター層
にあるRepositoryや、DAOが発行する ...