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算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する
法律(電子帳簿保存法)」などの法律で定められたセキュリティ要件を満
たすことが必須となる場合もありますので、システムが取り扱う情報や
データの種類を把握しておく必要があります。
以上を踏まえると、どのようなシステム開発においてもセキュリティ
要件をきちんと整理し、特に注意が必要な要件についてはアーキテク
チャドライバとして認識しておくべきだと考えられます。
保守性
保守性は、システムが効率よく修正可能で、保守や拡張が容易である
ことを表す品質特性です。適切な構成要素に分解されていること(モ
ジュール性)、デグレードなどの問題を引き起こすことなく効率よく
ソースコードを修正できること(修正性)、有効性の高いテストを効率
よく実施できること(試験性)といった品質副特性を持ちます。
これらの品質特性は内部品質にあたるものです。そのため、RFPに
記載されるなど発注者やシステムオーナー側から要求として明示される
ことは多くありません。ですが、ソフトウェアの総所有コスト(TCO:
The Cost of Ownership)の観点で考えると、保守性は非常に重要な
品質特性です。アーキテクトがプロフェッショナリズムと善意に基づい
て保守性に関わる適切な目標を定めるべきです。
システムの寿命が長ければ長いほど、保守性がTCOに与える影響は
大きくなります。一定期間だけしか利用しないシステムや、一度作って
しまえば滅多に変更が入らないようなシステムの場合は、さほど高い保 ...