
034
アーキテクトとは
1.4
アーキテクトの定義
複雑な構造物であるソフトウェアにおいて非常に重要なアーキテク
チャを適切に設計するには、ソフトウェア開発業務に関わる幅広い知識
や経験が必要とされます。そのため、アーキテクトという専門の職種が
存在します。
アーキテクトという職種に関する日本国内での標準的な定義を確認し
ておきましょう。
ITスキル標準V3 でのITアーキテクト
情報処理推進機構(IPA)がまとめた『ITスキル標準V3 2011』
※9
で
は、ITアーキテクトの職種を以下のように説明しています。
●
ビジネス及びIT上の課題を分析し、ソリューションを構成する情
報システム化要件として再構成する。
●
ハードウェア、ソフトウェア関連技術(アプリケーション関連技
術、メソドロジ)を活用し、顧客のビジネス戦略を実現するために
情報システム全体の品質(整合性、一貫性等)を保ったITアーキ
テクチャを設計する。
●
設計したアーキテクチャが課題に対するソリューションを構成す
ることを確認するとともに、後続の開発、導入が可能であること
を確認する。
●
また、ソリューションを構成するために情報システムが満たすべき
基準を明らかにする。さらに実現性に対する技術リスクについて
事前に影響を評価する。