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アーキテクトとして
成長するために
6.1
アーキテクトの人材像
ここまでの章で、ソフトウェア開発の各アクティビティにおいてアー
キテクトが担う役割や、具体的に実施する作業、作成する成果物につい
て解説しました。アーキテクチャを定義し、作り上げていく一連の活
動、すなわちアーキテクティングがアーキテクトの第一のミッションで
す。それに加えて、実際のプロジェクトでは、開発プロセスの標準化や
品質保証など幅広く活動をすることがわかっていただけたかと思いま
す。
このように、アーキテクトはアーキテクティングを専門領域とするス
ペシャリストであると同時に、ソフトウェアエンジニアリング全般の知
識や経験を有するジェネラリストであることが求められます。
特定領域での深い専門性と、その他の領域における幅広い知識を併せ
持つ人材のことを、アルファベットのTの形になぞらえてT型人材
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と呼びます。また、芯となる専門領域を二つ持つ人材のことを、円周率
記号π(パイ)の形になぞらえてπ型人材と呼びます(図6.1.1)。
⹅
図6.1.1
T型人材とπ型人材
広範な知見
T型人材
の特徴
ひとつの専門分野
幅広いジャンルの知見
「T型人材」とは、自分の強みである専門的なスキルを
持ち、さらに実務能力にもたけているなど幅広いジャン
型人材
の特徴
2つ以上の専門分野
幅広いジャンルの知見
「π型人材」のイメージ。2つ以上の専門的なスキルを
持ち、それをつないで相乗効果を発揮できる幅広い知見
広範な知見
出典:石角 友愛 著