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ティ(観測可能性)という概念が昨今重要視されており、それをサポート
する製品やサービスも増えています。オブザーバビリティはJIS X
25010 の品質特性には入っていませんが、押さえておくとよいでしょう。
移植性
移植性は、システムを異なる環境や異なるプラットフォームに容易に
移植できることを表す品質特性です。インストールやデプロイが効率よ
く行えるか(設置性)、同じ目的の異なる製品あるいは製品の新しい
バージョンに容易に置き換え可能か(置換性)といった品質副特性を持
ちます。
パッケージ製品やサービスの開発では、これらの品質特性は重要で
す。複数のマイクロサービスで構成され一日に何度もデプロイが発生す
るようなシステムでは、設置性の高さが求められます。パッケージ製品
の場合、導入時に開発されたアドオンが置換性を阻害するリスクがある
ため、それを回避したり軽減したりするようなアーキテクチャ上の検討
が必要となります。
個別システムの場合でも、開発やデバッグをローカル環境で行ったの
ち、クラウド環境にデプロイしてテストというフローは一般的ですの
で、設置性について考慮しておくのがよいでしょう。
品質特性のリスト化
ここまで述べた観点で各々の品質特定を評価し、アーキテクチャ上重
要となる品質特性をリストアップします。例としてケーススタディにお
ける品質特性リストを図3.2.4に示します。