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フトウェアには柔軟性や拡張性が生まれます。これはアーキテクチャレ
ベルにも当てはまる普遍的な原理です。
具体例を収集し、その分析結果から一般的に適用されるパターンや方
針を導き出す、つまり抽象化するという能力はとても大事です。ただ
し、顧客やステークホルダーと会話する際には抽象レベルだけで話すと
いわゆる空中戦になりがちなので、具体例を用いた方がうまくいきま
す。つまり、抽象と具象を自由自在に行ったり来たりする能力がある
と、とても重宝します。
ビジネスの理解
すべての企業活動の目的は継続して利益を出すことであり、そのため
に経営戦略やIT戦略が立案されます。IT戦略を実現し、企業に利益を
もたらすソフトウェアの礎となるのがアーキテクチャです。もしアーキ
テクトがビジネスに対する理解が浅い状態でアーキテクチャを設計した
なら、優先事項を間違えて捉えてしまって、その結果役に立たないアー
キテクチャができあがってしまうリスクがあります。
ではどの程度の理解があればよいかというと、アーキテクトが所属す
る会社や組織、その文化や風土、期待される役割などによって異なりま
す。事業会社に所属するアーキテクトであれば、その事業内容や競争優
位性についてきちんと把握しておくべきでしょう。SIerなどのITベン
ダーに所属するアーキテクトの場合、システムを提供する顧客は都度変
わるかもしれませんが、一般的な業務知識や業界特有の商習慣や規制な
どの知識があった方が顧客とのコミュニケーションが円滑に進みます。
とはいえアーキテクトはビジネスの専門家ではないので、ビジネスの ...