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パッケージ製品の拡張性
ERPなどのパッケージ製品は、顧客ごとの固有要件に対応するため、柔軟
に機能を拡張できることが求められます。パッケージ製品の標準の振る舞い
を変更することをカスタマイズと呼び、その方法は図3.4.9のように分類す
ることができます。
パッケージ製品の導入にあたっては、アドオン開発をせずに業務をパッ
ケージの標準機能へ合わせるFit to Standardというやり方が理想型と言われ
ています。どうしてもアドオン開発による拡張が避けられない場合もありま
すが、モディフィケーションの方法はリスクが高いので注意が必要です。製
品本体のソースコードに手を入れるため、言ってしまえばやりたいことはほ
ぼ無制限に実現することができ、拡張の自由度が非常に高い方法ではありま
す。しかしながら、修正によってパッケージ製品のその他の部分に思わぬ副
作用を生んでしまうリスクもあります。また、製品をバージョンアップする
際にはアドオン開発部分を修正しないと正常に動かなくなることもあり、影
響範囲調査だけでも膨大な工数がかかることもあります。
このような事態を避けるためにも、アドオン開発が必要な場合はプラグイ
ンの方法を取ることが強く推奨されます。もしパッケージ製品を開発する立
場となったら、マイクロカーネルアーキテクチャを採用して、プラグイン方
式により柔軟かつ安全に拡張を行えるようにしましょう。
代表的なERP製品であるSAPでも、モディフィケーション方式によるアド
オン開発がバージョンアップを困難にすることが、かねて問題視されていま ...