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制約
制約は、システムの開発やデリバリーに対して課せられる所与の条件
であり、ビジネス上の制約と技術的な制約の二つがあります。
ビジネス上の制約としては、たとえばプロジェクトの予算やスケ
ジュールが挙げられます。稼働後の保守運用コストなども意識する必要
があるでしょう。
外部環境から要請されるビジネス上の制約もあります。たとえば、法
令対応のために特定の時期にリリースすることが必須となるケースがあ
ります。また、業界標準への対応をしないと競合他社に後れを取るとい
うこともあるでしょう。
技術的な制約とは、使用するプログラミング言語、ライブラリ、フ
レームワーク、環境などに対する条件です。企業によってはITポリ
シーによってこれらの条件が定められている(あるいは推奨されてい
る)場合があります。
具体例として、経費精算のケーススタディでは、図3.2.2のような制
約を列挙しました。
⹅
図3.2.2
ケーススタディの制約
タイプ 制約 背景
ビジネス
次年度の期初にシステムをリリ
ースする
現在利用中のパッケージがEOS となるた
め、次年度より新システムで経費精算を
行う必要がある
技術
RDBMSはPostgreSQLを採用
する
社内横断のDBAチームのサポートを受け
られるため
技術 A社のクラウド環境で運用する
ボリュームディスカウントが受けられる
ため
品質特性
ソフトウェアは利用者のニーズを満たすために十分な品質を備えなけ
ればなりません。ソフトウェアの品質には、性能や使い勝手のように
ユーザーが利用時に認識できる外部品質と