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パフォーマンステスト
5.3
パフォーマンステストの全体像
パフォーマンステストは、システムが性能効率性という品質特性を満
たしていることの検証を目的としたテストです。パフォーマンステスト
は、検証の観点によってさらにいくつかのテストタイプに分かれます
(図5.3.1)。
⹅
図5.3.1
パフォーマンステストのテストタイプ
テストタイプ 概要
単機能性能テスト
個々のオンライン機能やバッチ機能を単体で動作させた場合に、所
定の時間内に処理が完了することを検証する。
負荷テスト
想定されるピーク時の負荷をかけた状態で、システムが所定のスル
ープットおよびレスポンスを達成できることや、システムリソース
が効率的に利用されていることを検証する。
ロングランテスト
システムを長時間連続で稼働させたときに、継続して安定したパフ
ォーマンスが出ることを検証する。
スケーラビリティ
テスト
システムに対する負荷の増加に対して、リソースの増強や構成変更
などの拡張を行うことで、柔軟に適応可能であることを検証する。
性能効率性は、アーキテクチャとアーキテクチャ上に実装されたアプ
リケーション機能群の集合体としてのシステム全体で達成されるもので
す。そのため、アーキテクトとアプリケーション開発者が協力して実施
する必要があります。
筆者の経験上、パフォーマンステストの全体のリード役はアーキテク
トが担うことが多いです。計画の立案からテストの準備、テストの実
行、問題発生時の解決策の検討など、各局面において広範囲に及ぶ技術
知識が求められるため、アーキテクトが主導するのが効果的だからと言 ...