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パターンを活用する
第2章で設計パターンの話をしたとき、アーキテクチャ設計レベルの
パターンとしてはアーキテクチャスタイルとアーキテクチャパターンが
あると述べました。これらのパターンは様々な文献にカタログ化されて
おり、特徴や向き不向き、利用時の注意点などが整理されています。
アーキテクトは先人が作った財産としてこれらのパターンを積極的に
活用すべきです。注意点としては、アーキテクチャスタイルやアーキテ
クチャパターンには異なる粒度、異なる観点のものが存在しており、筆
者の知る範囲ではそういった意味でうまく分類、整理されたカタログは
ありません。
アーキテクトがその時々で関心を抱いている抽象度(システム全体レ
ベルなのか、アプリケーションやサービスレベルなのか、モジュールや
コンポーネントレベルなのか)や観点(構造なのか、相互作用なのか)
に応じ、カタログからどうやってパターンを選ぶかはコツがあります。
以降の項では、そのあたりのポイントも含めて、ケーススタディの具
体例も交えながら説明をしていきます。
システムアーキテクチャの検討
まずは、システム全体としてどのような構造を取るのか、すなわちシ
ステムアーキテクチャの検討を行います。
モノリシックアーキテクチャと分散アーキテクチャ
最初の大きな判断は、モノリシックアーキテクチャとするか、分散
アーキテクチャとするかです。第2 章で紹介したアーキテクチャスタイ
ル
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も、この観点で二つに分類されていました(図 2.4.3 を参照)。
モノリシックアーキテクチャとは、システムに必要なあらゆる機能を ...