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3.3
システムアーキテクチャの
選定
アーキテクチャ選定のポイント
特定したアーキテクチャドライバをもとに、最適なアーキテクチャの
選定を行います。個々の制約条件を満たす方法、あるいは品質特性を達
成する方法を検討し、あるべきアーキテクチャの形状を明らかにしてい
きます。
ポイントは以下の二つです。
●
アーキテクチャの選定はトレードオフであることを認識する
●
パターンを活用する
アーキテクチャの選定はトレードオフである
あらゆる品質特性において百点満点を取るアーキテクチャを開発する
ことは、事実上不可能です。たとえ可能であったとしても、莫大な費用
や時間がかかってしまうでしょう。そのため、重要な考慮事項を選定し
てアーキテクチャドライバの一覧を作成するのでした。
また、一つ一つのアーキテクチャドライバを達成する方法は複数あり
えます。これらの選択肢には一長一短があるのが通常で、どれを採用す
べきか悩ましい場面は多々あります。アーキテクトは、適切な評価軸を
定義した上で複数の選択肢を比較評価し、総合的に見て最も妥当と考え
られるものを選択する必要があります。これが3.1節で示したアーキテ
クチャの四つの側面の一つである設計判断です。
このとき用いた評価方法や評価結果は残しておき、後から立ち返るこ
とができるようにしておくのが重要です。そのための手法としてADR
と呼ばれるものがありますが、これについては3.5節で説明します。