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アーキテクチャパターン
アーキテクチャパターンは、「特定の解決策を形成するのに役立つ低
レベルの設計構造」と定義されます
※ 10
。アーキテクチャの方針を具体
的なコードに落とし込んでいく際に適用するパターンであるため、2.2
節で挙げた四つの抽象レベルでいうと、モジュール設計やコンポーネン
ト設計にあたるところまでをカバーします。
書籍『エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン
頑強なシステムを実現するためのレイヤ化アプローチ』
※ 11
では多くの
アーキテクチャパターンが紹介されています。とりわけ、三層レイヤー
ドアーキテクチャの各層の設計方針となるアーキテクチャパターンは体
系的に整理されており、たとえばドメイン層(ビジネスロジック層)に
は以下のパターンが挙げられています。
●
トランザクションスクリプト
●
ドメインモデル
●
テーブルモジュール
●
サービスレイヤ
それぞれのパターンにはメリットとデメリットがあります。
たとえばトランザクションスクリプトは一連のビジネスロジックを手
続き的に記述する方法です。明快なシンプルさが最大の特長ですが、一
方でロジックの重複を生みやすいという欠点があります。
ドメインモデルは振る舞いとデータを一体化させたオブジェクトモデ
ルを構築して、ビジネスロジックを表現する方法です。ロジックの重複
を排除することができ、複雑な業務ルールも表現しやすいという利点が
ありますが、設計難易度が高いことやシンプルな問題に対しては過剰設
計となりがちな点には注意が必要です。
このような特徴を把握した上で ...