
本書の執筆にもデザインスプリントが取り入れられています。限られた時間の中で、
たくさんの複雑な課題を解く必要がありました。本書で説明しようとしているデザイ
ンスプリントというツールを本書の執筆にも利用した結果、ツールの長所と短所がよ
りはっきりしました。デザインスプリントでは数日間の集中した作業を通じてコンセ
プトを具体化しますが、本書も同じくらい高密度なデザインスプリントの日々から生
まれました。
我々は当初、プロダクトに関わる人々はデザインスプリントのガイドブックを求めて
いるという仮説を立てていました。同僚やパートナーあるいは顧客から不満の声が聞
こえていたなら、この仮設も検討に値したかもしれません。しかし、我々は単なるガ
イドブックを作ることは望んでいません。デジタルプロダクトの管理やコンサルティ
ングに関わる人々から、可能な限り多くの視野に立った意見を集めるよう努力しまし
た。ここにはプロダクトマネージャー、プロダクトオーナーや デ ザイナー、
CEO
、
CTO
(
Chief Technology Officer
:最高技術責任者)、 各部署の部長などが含まれます。
4
日間集中した執筆作業から、仲間と共有できるようなレベルの草稿ができ上がりまし
た。読者のみなさんがいま目にしている本書は、この時の草稿を元にしています。
その後も我々は、レビューや修正とともにインタビューを続けました。そして
O
Reilly
と契約を結び、我々の知識を広く世に伝えることができるようになりました。
Richard Banfield ...