
成功=節約した時間とお金+驚き
デザインスプリントの成否の程度を測る手法は複数あり
ます。ある組織での成功の基準が、別の組織でも適する
とは限りません。我々が利用してきたいくつかの手法を紹
介します。
失敗を 防 ぐという 成功
測定できないものを変革しても、その効果を知ることはで
きません。我々が社内でデザインスプリントを行った際に、
最初に直面した大きな課題が「デザインスプリントの成功
の度合いを判定するにはどうすればよいか」というもので
した。経験上、何かがどの程度無くなったのかを測定する
ことがよく行われました。例えば、できの悪いプロダクト
の開発に費やさなくて済んだ時間や、投資対効果の低い
プロダクトへの投資の回避によって節約された金額などを
測定することが考えられます。このような時間やお金の算
出はなかなか困難ですが、これらの数字は将来の利得と
関連づけられています。どのようにしたら「失敗したプロ
ダクトがないこと」を測定できるのでしょうか。
「時間やお金をお金を浪費していてはいけません。とりあ
えず何かを作り、数千ドル(約数十万円)も投資しては大
失敗に終わるといったケースをよく見ます。そこでは検証
も、エンドユーザーとの共同調査も行われません」と
Dana
Mitrof-Silvers
は述べています。彼女はデザイン思考の
コンサルタントで、インディアナポリス美術館やデンバー
自然科学博物館をはじめとする多くの非営利団体を顧客
として抱えています。彼女がデザインスプリントを評価す
る際には、そこで生まれたアイデアを基 ...