
プロトタイプの使い方を指導しない
プロダクトの利用手順をユーザーに教えたいと思うことがあっても、教えてはいけま
せん。行ってほしいタスク(新しいサービスへの登録、動画の選択、料理の注文など)
を指示したら、後は被験者に自力でプロダクトを操作してもらいましょう。そして被
験者が行う一連の操作を観察し、どこで悩んだり行き詰まったりしているか調べましょ
う。困っているようなら、「 どうでしょう? 」「 次は何をしましょう」のような、あいま
いな質問を投げかけます。被験者の考えていることがよく分からなければ、「 言ってみ
てください」「 というと?」と尋ねてみましょう。ツアーガイドにはならず、観察と記録
に徹しましょう。
記録するのは評価の結果であり、被験者の人格ではないということを伝えましょう。「 私
たちが評価しようとしているのはこのプロダクトであり、あなた自身ではありません」
のようなメッセージを通じて、被験者が思考や感情を表現しやすくしましょう
※
2
。イ
ンタビューの終了後やさらに質問として応答できる場合を除いて、プロダクトや業務
に関する質問に答えてはいけません。例えば、「 この機能を使うと携帯電話から直接
画像をアップロードできますか
?
」という問いに対して「できると思われますか
?
」と答
えるのはかまいません。
言葉に現れないサインも、多くの情報を伝えてくれます。表情や雰囲気、身振りなど
の変化を見逃さないようにしましょう。何かを理解できなかった場合に被験者はきま
りが悪い思いを感じ、プロダクトではなく自分自身を責めようと ...