
チャレンジマップによる課題の再定義
課題を定義できたら、次は手持ちの情報を元に課題をとらえなおします。すべての情
報と照らし合わせると、当初の仮説が誤っていたことに気づくかもしれません。誤り
に気づくということはデザインスプリントのプロセスが正しく機能しているというこ
とを示しており、よいことです。前にも紹介しましたが、誰からも必要とされたり望
まれたりしていないプロダクトのエピソードにはこと欠きません。
ここで課題をとらえなおす必要があるのはなぜでしょうか。組織での考えや行動が、
顧客やユーザー(代金を支払ってくれる顧客とユーザーは同じとは限りません)からの
視点を軽視して、自ら求めるプロダクトや機能という切り口でしか行われないことが
よくあるからです。
例えばみなさんが靴下を購入した時のことを思い出してみましょう。今までに何度も
靴下を購入したことがあると思いますが、必ず左右の組みで売られていたはずです。
名高い デザインファーム
Frog Design
でプロダクトデザイナーを務める
Jonah Staw
と
Arielle Eckstut
は
2003
年、履こうとしている靴下が片方しか見つからない課題の
解決策を考えている際、それなら片方だけの靴下を適当に合わせればいいんじゃない
かと冗談を言い合っていました。そこから
LittleMissMatched
という靴下ショップを
生み出すヒントが得られました。彼らは「片方だけ見つからない靴下がある」という課
題を、「 余っている靴下を組み合わせて履けばよい」、 さらに