
通常のワークフローの一部としてデザインスプリントを組み込むことはよい結果をも
たらします。困難が伴うこともありますが、より質の高いプロダクトや機能、そしてユー
ザー体験を市場に提供することができます。
デザインスプリントの習慣化
アジャイルの実践に苦心しているデザイナーもいるでしょう。しかし、この方法論に
もとづいた継続的発見あるいは継続的デザインを行うためには、組織全体でアジャイ
ルの考え方を採用するべきです。武道での型のように、全員が揃って同じプロセスを
継続的に繰り返すほうが容易だからです。この継続的なアプローチを組織に適用する
ということは、「 守破離」
※
1
の概念に例えることができます。「 守破離」は日本の文化
を起源としており、技能を極めるための
3
つの段階を表しています。そして今日では、
この考え方が学問一般へと抽象化され適用されています。
Martin Fowler
や
Alistair
Cockburn
をはじめとする多くの人々が、アジャイルな組織への「守破離」の適用につ
いて述べています。
Fowler
は「守破離」を次のように定義しています。
守
初期の段階であり、弟子は師匠の教えを忠実に守ります。背後の理論について考慮す
る必要はあまりなく、与えられた作業をこなすことに集中します。作業の方法が複数
あるとしても、師匠から教えられた
1
つの方法に専念します。
実践の継続
※
1
守破離
:
日本の武道や茶道などにおける師弟関係の三段階のあり方。まず師の教え、型や技を忠実に「守り」、次に他の流派や教えを学