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バイオビ ルダ ー
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1
章
合成生物学の基礎
慎重に取り扱わなければなりません。研究者、生命倫理
学者、そして政府機関は、これらの問題を積極的に議論
していて、責任を持って生物界をより良くするため合成
生物学の発展に取り組んでいます。これらの問題は、
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章「生命倫理の基礎」でより深く論じていきます。
私たちはまだ、この発展中の分野の初期段階にいるので
す。前述したように、合成生物学者はまだ一から生き物
を作れません。現状は、既存の生き物の枠組みの範囲内
で主に研究しています。また、これまでの研究では、比
較的単純な単細胞生物、例えば細菌
(特に大腸菌)
や酵母
(
S.cerevisiae
)
といった生物を主に用いています。一方で、
より複雑なシステムである植物や動物の細胞を用いた場
合でも、ある程度の成功が収められています。分野の発
展に伴い、さらに複雑なシステムを操作することで、合
成生物学の潜在的な応用と有益性はさらに拡大されてい
くことになるでしょう。
これまでの合成生物学の流れ
合成生物学のアプローチは、遺伝子工学を連想させるかもしれません。例えば、研
究者が、システムの振る舞いを研究するために、生き物のゲノムにほんの小さな合理
的な変化を加える
(マウスから遺伝子をひとつ取り除くとか、ショウジョウバエに人間の遺伝子を
ひとつ加えるとか)
といったものです。詳細については後述しますが、合成生物学者は、
遺伝子工学者と同じツールを多く使っています。しかし、合成生物学と遺伝子工学で
は、加えようとしている変化のスケールが異なる ...