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バイオビ ルダ ー
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4
章
生命倫理の基礎
ゲ ノ ム を「 創 る 」
改良された
DNA
操作ツールのおかげで、合成生物学の研究室は、前述の光る植物や、
特定の医薬品またはバイオ燃料を産生するような特殊な微生物など、新しい生物シス
テムの構築を目指すことができます。改良されたツールはまた、一から全ゲノムを書
く新しい試みを含め、他の可能性も広げています。かつてないほどの簡便さとスピー
ドで、合成生物学者は物理的な鋳型ではなくデジタル配列データを使って、研究室の
中であらゆる生物のゲノム
DNA
を合成することができます。
1
章「合成生物学の基礎」
では、シーケンシング技術と合成技術についてより詳しく扱っています。
研究者が膨大な量のゲノムのシーケンシングデータを集め始めるにつれ、
1990
年代
後半には、
DNA
配列データをオープンに共有するのが一般的となりました。配列デー
タを溜め込むことが研究者にとって非効率で、時間と資源の無駄であることが明らかに
なっていたのです。その解決策は、公開されたデータベースを作成し、そこに情報を
格納することでした。そうすれば、インターネットに接続している人なら誰でも、あ
らゆる種類の生物の配列データにアクセスできます。多くの種の植物や動物、一般的
に使われている薬剤耐性遺伝子、ヒト病原体などの
DNA
配列情報が公開されています。
この利用可能な遺伝データを基に、理論上研究者は一から新しい生物をコードする
合成的に作られたゲノムを構築することができます。しかし、ハリウッド映画「ジェ
ラシック・パーク」があのように提案したにもかかわらず、現状では、生きている生
物をうまく再構築するには遺伝物質以外の多くのものが必要となります。それでもな
お、遺伝子情報から生命を召喚する
(呼び起こす) ...