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したがって、信頼できる生物システムを操作するには、合成生物学者は時間経過で
起こる意図しない遺伝的変化に対処しなければなりません。本書の他の章で見てきた
ように、より確立された工学原理と合成生物学の間の類似点は
(完璧でないにせよ)
役に
立つことがあります。次は、信頼性をデザインするための他のアプローチをいくつか
考えていきます。
冗長性
設計されたシステム中に冗長性を組み込むことは、より信頼性の高いパフォーマン
スを確保するために多くの分野で使われてきたもうひとつのテクニックです。例えば、
自動車の乗客の安全性について設計しているエンジニアは、自動車の衝突時にはシー
トベルトとエアバックの両方が作動されることに決めています。シートベルトとエア
バックは、同じ目標を達成するために独立に機能します。それらの独立した制御によっ
て、衝突事故の際に両方が機能しない可能性を低めているのです。それらはまた、個
別に効果的です。衝突の角度に応じて、シートベルトあるいはエアバックは、車中に
いる人を守るうえでより大きな役割を果たす可能性があります。
2
つの安全システム
を備えることで乗客が事故にあっても無事である可能性を高めるので、追加コストを
かけるだけの価値があるのです。しかし、資源集約的な冗長性のすべてが正しいとい
うわけではありません
(図
10-3
)
。かわりに生命の危険があまりない設計の疑問を考え
[図10-2]世代間の変異性。操作された細胞(一番上の青色のもの)の分裂は、正確なコピー(
2
列目の青色のもの)と