
172 6 章 データの可視化
図 6 -25 2012 年
アメリカ大統領選挙の結果をまとめた地図。データマップ(左)は各州の投票を獲得した
候補がどちらの党かを効果的に示しているのに対し、カートグラム(右)は各州の面積を投票数
に比例させており、オバマがどの程度の差で勝ったかをうまく伝えている。出典:Wikipedia の
グラフを引用
(s
i
, i/n) をプロットする。
累積分布グラフは、ヒストグラムよりも少し頭を使って読む必要がある。CDF は決して下降するこ
とがないので、分布の中にピークはない。最頻値は、伸びが最も大きい棒によって表される。しか
し、CDF は分布のテールを強調するということでは、ヒストグラムよりもずっと優れている。理由は
簡単で、テールの小さな値はヒストグラムでは軸と重なって目立たなくなってしまうのに対し、CDF
では見える部分の一部になるからだ。
6.3.6 データマップ
地図(マップ)は領域の空間的な配置を使って場所、概念、ものなどを表す。我々はみな地図を使って世
界を移動する能力を教育によって獲得している。この能力は、関連する可視化の理解にも応用できる。
古くから使われているデータマップは、色やシェーディングを使って地図内に描かれた区域の性質を強調
するものだ。図 6 -25(左)は、2012 年のアメリカ大統領選挙で各州がバラク・オバマに投票したか(青)、
対立候補のミット・ロムニーに投票したか(赤)を示している。この地図は、各州の政治的な違いをはっき
りと色で示している。北西部、西海岸は真っ青だが、中西部と南部は真っ赤だ。 ...