
340 11 章 機械学習
11.5 学習の度合い
さま
ざまな機械学習手法は、訓練データやテストデータを集めるときの人間の判別の程度と性質に基づ
き、自然に分類される。分類法の常として、周縁には曖昧な部分があり、与えられたシステムが何をして何
をしないかを正確に規定しようとすると不満が残ることになる。しかし、優れた分類法の常として、この区
別は思考を導く枠組みを提供し、より良い結果を導くアプローチのヒントを与えてくれる。
この章で今まで取り上げてきた手法では、クラスラベルやターゲット変数を持つ訓練データが与えられ、
分類器や回帰モデルを訓練するだけでよかった。しかし、通常特に大変なのは、ラベル付きのデータを手に
入れるまでである。機械学習アルゴリズムは、一般にデータが多ければ多いほど性能が高くなるが、ラベル
付けは難しくコストがかかる。学習の度合いを調節すると、分類器に入力される現在起こっていることにつ
いての情報の量を増やすことができる。
11.5.1 教師あり学習
教師あり学習は、分類問題、回帰問題の基本的な枠組みだ。教師あり学習で与えられる特徴ベクトル x
i
には、クラスラベルまたはターゲット値 y
i
が付けられている。ラベルの y
i
は判別の結果であり、一般に何
らかの手作業で与えられるので、訓練データの数が制限される原因になる。
一部の問題では、訓練データのラベル付けは、外界とのやり取り、あるいはそのシミュレーションから観
測したことに基づいて付けられる。Google の AlphaGo(アルファ碁)は、囲碁の世 ...