
6.3 グラフの種類 157
6.2.6 反復の力
多変量
データの表現では、小さなグラフや表を多数使うとよい。グリッドですべての 2 変量分布を示して
いた図 6 -1 の表現力を思い出してほしい。
複数の小さなグラフは、さまざまな場面で使える。地域、性別、時期などが異なる別々だが比較可能なグ
ラフを多数使えば、クラス別の分布を示すことができる。同じ種類のグラフを並べると、異なる分布の間で
何が異なるかが比較しやすい。
時系列でグラフを並べると、異なる日付で同じものの数値を比較できる。同じグラフで複数の線を使った
り、グラフ間の関係を反映した形で複数のグラフを論理的に並べたりして、複数の時系列データを比較する
とさらによい。
6.3 グラフの種類
この節では、可視化の基本形の背後にある論理を概観していく。種類ごとに、ベストプラクティスとプレ
ゼンテーションをできる限り効果的にするために与えられた自由度を明らかにする。
「あるデータのグラフです」と見せられるグラフは、だいたい何らかのソフトウェアをデフォルトの設定
のまま、考えなしに作ったグラフだ。私の学生たちは、うんざりするほど頻繁にそのような未整理のデータ
分析の結果を提出する。この節は、そのような姿勢に対する個人的な見解と考えることもできるだろう。
今後の課題
デー
タサイエンティストには、自分の分析結果に対して、有意義でわかりやすいプレゼンテー
ションを作る権限と責任がある。効果的な可視化を行うためには、データを見て、データが語ろ
うとしているストーリーを判断し、その ...