
2.1 確率 29
2.1.3 条件付き確率
2 つの事
象に相関があるときには、両者の間には依存関係があり、計算が難しい。B が起こる条件のもと
で A が起こる条件付き確率 P (A | B) は、次のように定義される。
P (A | B) =
P (A ∩ B)
P (B)
2.1.2 節の 2 個のサイコロを振る例を使うと、
• 事象 A は、2 個のサイコロのうちの少なくとも 1 つの目が偶数になること
• 事象 B は、2 つのサイコロの目の和が 7 または 11 になること
である。
2 つの
サイコロの目の和が奇数になるときには、必ず片方の目が奇数でもう片方の目が偶数になるので、
P (A | B) = 1 である。そのため、上の傘の例の場合と同じように、A ∩ B = B となる。P (B | A) につい
ては、P (A ∩ B) = 8/36 で P (A) = 27/36 なので、P (B | A) = 8/27 となる。
ここでは、何らかの証拠 B(おそらく、文書内での単語の分布)の関数として、事象 A(おそらく、特定
のメールがスパムであること)の尤度を考えることになるので、条件付き確率は我々にとって重要である。
一般に、分類問題は、何らかの順序で条件付き確率を計算することに帰着する。
条件付き確率を計算するために我々が使う道具は、ベイズの定理である。ベイズの定理は、依存関係の順
序を逆転させる。
P (B | A) =
P (A | B)P (B)
P (A)
この
問題のように、確率の計算は、方 ...