
26 2 章 数学の基礎知識の準備
象(クラップス
*
1において第 1 投で投げ手が勝つ条件)は、次の部分集合である。
E = {(1, 6), (2, 5), (3, 4), (4, 3), (5, 2), (6, 1), (5, 6), (6, 5)}
• ある結果 s が起こる確率とは、次の 2 つの性質を持つ数値である。これを p(s) と書く。
◦ 標本空間 S の個々の結果 s について、0 ≦ p(s) ≦ 1 が成り立つ
◦ すべての結果の確率を合計すると、1 になる。すなわち
P
s∈S
p(s) =
1
歪みのないサイコロが 2 つあるとき、すべての結果 s ∈ S について、確率 p(s) = (1/6)×(1/6) = 1/36
である。
• 事象 E が起こる確率 は、試行の結果が起こる確率の合計である。式にすると、次のようになる。
P (E) =
X
s∈E
p(s)
事象 E が発生しない結果の集合である余事象で表すこともある。
P (E) = 1 − P (
¯
E)
P
(
E
)
を直接分析するよりも、
P
(
¯
E
)
を分析した方が簡単なことがよくあるので、これは便利な性
質だ。
• 確率変数 V は、確率空間から得られる数値関数である。「2 つのサイコロの値の合計」という関数
V (a, b) = a + b は、2 から 12 までの整数を生成する。この数字は確率変数の値の確率分布を示して
いる。先ほど示した関数を考えると、確率 P (V (s) = 7) = 1/6, P (V (s) = 12)