
6.2 可視化の審美眼の育成 149
6.1.3 可視化ツール
可視化
をサポートするソフトウェアツールは無数にある。一般に、可視化の作業は 3 つに分類できる。本
当に求められていることが何かによって適切なツールがどれになるかは異なる。
• 探索的データ分析:ここでの目的は、与えられたデータセットについてすばやく対話的に概要をつか
むことだ。Excel などのスプレッドシートソフト、Jupyter Notebook、R、Mathematica などのノート
ブックベースのプログラミング環境は、標準的なグラフを作ることを得意としている。ここで大切な
のは、複雑さを隠すことなので、グラフ作成においては、デフォルトでまずまず合格点がもらえるよ
うな仕事をするが、必要に応じてカスタマイズできるようになっている。
• 出版やプレゼンテーションに堪えられる品質のグラフ:Excel は非常に人気の高いツールだが、だか
らといって最高品質のグラフを描けるわけではない。最良の可視化は、ツールの柔軟性をフルに活用
して、情報量を最大限に引き出すものであり、サイエンティストとソフトウェアの相互作用の賜物だ。
Matplotlib や Gnuplot をはじめとするグラフ作成用ライブラリは、こうしたいと思う通りにグラフの
表示を操作するための多数のオプションを備えている。統計用言語の R には、非常に包括的な可視
化ライブラリがある。好みのライブラリがサポートするグラフタイプのカタログをよく見て、データ
の最高の表現方法を見つけるようにしよう。 ...