
38
3
章
コンテンツファーストデザインのための会話
べきだ、ということを意味している。人が体験と触れ合うということは、その体験と
会話するということだ。
新しいデザインプロセスの最初に、まずはゴールを設定し(すべてはゴールから始
まる!)、会話を作り、そこからワイヤーフレームのデザインを作れば、コンテンツ
でリードすることができる。
3.1
対面・全身のデザイン
このエクササイズでは、対面式の会話のように体験を進めていく。ユーザーがどの
ような場所から出発し、どのような時にこの体験を受け、何を求めているのかを把握
しておく必要があるだろう。また、体験上のインタラクションに対して、組織がなぜ
それを必要としているかについても理解しておく必要がある。このようなデザインを
一緒に作る人が1人以上いることが望ましいので、この状況を前提にプロセスを説明
する。
会話型デザインの準備として、付箋、ホワイトボード、マーカー(もしくはメモを
とって共有可能な他の手段)を集める。そして、パートナーかもしくは小さなグルー
プを集める。グループ内に専任のUXライターは不要だが、全員が組織や体験を利用
するユーザーたちについてある程度知っている必要がある。
組織と、体験を利用するユーザーそれぞれの中心的なステークホルダーの代表者を
集めてグループを作るのがベストだ。組織においては、デザイン、リサーチ、プロダ
クト、ビジネス、エンジニアなどのチームメンバーが該当する。体験を利用するユー
ザーについては、多様性が鍵となる。体験のターゲットとなるユーザーの幅それぞれ ...