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4.4
空の状態
期待したアクションやコンテンツがユーザーに提供されないと、体験は空虚に感じら
れてしまう。次は、そういった特殊なケースにおけるタイトルや説明文、ボタンにつ
いて見ていこう。
4.4
空の状態
目的: 意図的に空のスペースを表示しながらも、期待感を持たせて、ワクワク感を
高める
私の経験では、チームがデザインに取り掛かる時、ユーザーが体験に完全に没頭し、
その可能性を最大限に活用するような望ましいケースから始める傾向がある。ユー
ザーが既に実施したことが強調されるような体験の場合、その体験に初めて触れる人
にとっては、かなり空虚に感じられるだろう。UXライターはその空虚さが勘違いで
はないと伝えるために、空の状態のテキストを使うことができる。
空の状態のテキストは、1行のテキストのように単純なものから、タイトル、説明
文、ボタンのように複雑なものまである。最もシンプルなケースでは、「Xをするた
めに Y をしましょう」といったフォーマットを使うことで、利用できる機能(X)と 取
るべき行動(Y)を強調しながら、ユーザーに効率的に進んでもらうことができる。
例えば会員がチョウザメ倶楽部にサインインしていない場合は、サインイン以外の
行動を取ることはできない(図4-11)。メニューも空の状態になっており、先に進む
にはサインインするしかないのだ。ここでメニューが空の状態であることを示すテキ
ストとして「会員メニューにアクセスするには、サインインしてください」と記載す
ることで、会員が先に進むことを促すことができる。 ...