
課題と原則
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章
課題と原則
ITインフラ管理方法の革新を約束する新世代のインフラ管理技術がある。しかし、今日の企業や組
織の多くは、劇的な違いに気付かず、こういったツールのせいで仕事が面倒になると思っているところ
さえある。本書でこれから見ていくように、Infrastructure as Codeは、これらの技術を効果的に使う
ための原則、プラクティス、パターンを提供するアプローチである。
1.1
なぜ
Infrastructure as Code
なのか
IT運用の仕事は、仮想化、クラウド、コンテナ、サーバーオートメーション、ソフトウェア定義ネッ
トワークによって単純化されるはずだ。プロビジョニング、構成 / 設定
*
、アップデート、メンテナンスの
ためにかかる時間と労力は軽くなる。問題点はすぐに発見、解決され、システムはいつも統一的に構
成されて最新の状態になる。運用部門のスタッフが日常の単調作業に費やす時間は短縮され、所属企
業が変化の激しい現代社会のニーズに応えられるように、機敏に変更、改良を加えるための時間を確
保する……はずである。
しかし、最新最良のツールやプラットフォームを導入しても、IT運用チームは日々のワークロードに
ついていけていないことを感じている。システムが長年抱えている問題を修正するための時間が確保
できず、まして新ツールを最大限に活用するためにシステムを抜本的に作り変える時間などない。それ
どころか、クラウドとオートメーションによって事態はかえって悪くなることが多い。新しいインフラ ...