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14
章 継続性とダイナミックインフラストラクチャ
を避けることができる。
14.4
ディザスタリカバリ
企業は、障害が発生したときにサービスを復活させるためのディザスタリカバリ(DR、Disaster
Recovery)プ ラ ン を 持 っ て い る
*
。災害は(願わくば)例外的な事象なので、ほとんどの IT 組織の DRプ
ランには、きわめてまれにしか行われない非日常的なプロセスやシステムが含まれている。
予備のインフラストラクチャがプロビジョニングされ、利用可能な状態に保たれる。予備のサー
バー、ネットワーク接続とデバイス、さらには予備のデータセンターが別の場所にセットアップされ
る。何かまずいことが起きると、サービスはこの予備のインフラストラクチャにマイグレートされ、
ルーティングが変更され、みなが指を重ねて幸運を祈る。
大切なのはお祈りの部分だ。何しろ、災害時に対応するためのプロセスはほとんど使われないの
で、信頼できるのかどうか不確実なのである。テストと練習によって自信を深めることはできるが、構
成/ 設定変更のたびに例外に基づく複雑なDRプロセスをテストすることはできない。そのため、イン
フラストラクチャの現在の構成 / 設定を復旧するためのプロセスが、正確にテストされたことがないの
は当然の前提なのである。
そして、多くの企業は、望ましい頻度で復旧プロセスのテストに投資できるほどリソース、特にス
タッフの時間を確保できない。そのため、ほとんどの IT組織は、災害時に適切な処理がで