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Infrastructure as Code ―クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス
book

Infrastructure as Code ―クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス

by Kief Morris, 宮下 剛輔, 長尾 高弘
March 2017
Intermediate to advanced
352 pages
9h 3m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from Infrastructure as Code ―クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス
138
8
章 サーバーのアップデート
/
変更のパターン
変更する必要がないということだ。
しかし、これらの管理されていない領域は、構成ドリフトを引き起こす可能性を残している。誰か
が、サーバーの未管理部分の構成 / 設定に変更が必要なことに気付いたとき、彼らは新しい構成定義を
書くという大仕事を省略し、手作業で変更を加えたいと思ってしまうだろう。すると、その変更は、必
要な場所にはかならず適用されるような形では管理されなくなる。このような変更は、アプリケーショ
ンが動くサーバーと動かないサーバーがあるが誰もその理由を覚えていないというスノーフレークサー
バーも生み出してしまう。
8.3.4.1
 
未管理領域の発生が避けられないのはなぜか
この問題の当然とも言える解決方法は、システムのすべての構成 / 設定を構成定義ファイルで管理
するようにすることである。しかし、現在の世代の構成管理ツールでは、これは単純に現実的ではな
い。ふたつの大きな問題がある。ひとつは、サーバーには現在のツールで現実的に管理できる範囲を
越える非常に多くの構成 /設定があること、もうひとつは、現在のツールでは、システムに望まれない
構成/設定が追加されることを阻止できないことだ。
まず、どれだけのものを管理しなければならないのかを考えよう。すぐあとのコラム「Linuxサー
バーにはどれだけのものがあるか」で説明しているように、スリム化したLinuxサーバーイメージを
使っていても、膨大な数のファイルが残る。これらすべてを明示的に管理するような ...
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Publisher Resources

ISBN: 9784873117966Other