
15.2
効果測定
303
い続けることになるとは思っていないツールも使った。彼らはこの最低線から発展していく自信を持っ
ていたので、こういったことは一切問題にならなかった。
チームはより複雑な変更に進んでいった。たとえば、チームメンバーが Linuxサーバーにログインす
るときに使うシステムアカウントの管理などだ。彼らはアカウントを作成する Puppetマニフェストを
書き、authorized_keysファイルに SSH公開キーを追加した。そして、アカウントに対する SSHアク
セスがまだ機能していることを証明するところまでテストを拡大した。誰かが SSHキーを追加、削除
するときに誤った変更をコミットしていれば、それはより重要なシステムに適用される前に、テストス
テージで捕捉されるはずだ。
15.2
効果測定
チームはどのような成果を達成しようと努力しているのかを理解し、合意できていることは大切だ。
すると、彼らは継続的に自分たちの仕事がどれくらいうまくいっているかを評価し、次にどのような改
良を加えるかを決められるようになる。
15.2.1
求める結果について合意を得ることを優先する
インフラストラクチャを含む ITサービスの目標は、ユーザーをはじめとするステークホルダーが主
導して決めなければならない。しかし、こういった人々からのインプットをほとんど得ることなく、IT
チームが走り出してしまうことがあまりにも多すぎる。
ステークホルダー、ユーザー、ITスタッフを集めて現在の問題点とニーズを議論す