
13.4
ワークフローの有効性
263
このアプローチが抱える課題は、特に大規模なシステムでのビルド、CIのツールで異なるアプロー
チが必要になることである。いつもすべてのコンポーネントを対象として完全なテストスイートを実行
するしかないというのではなく、コードのなかの変更された部分だけをテストすることが簡単にできる
ツールが必要になる。変更がコミットされたときにも、変更されたコンポーネントのためのパイプライ
ンステージだけが実行されるようにしなければならない。
このアプローチは大規模トランクベース開発(Scaled Trunk Based Development)とも呼ばれ、何
よりも Googleで採用されていることで知られている。このような仕事の進め方をサポートするために
作られた広く流通しているツールはほとんどない。Googleは、このような形でコードベースを管理す
るために、カスタムツールを整備している。
13.4
ワークフローの有効性
どのチームももっと効果的に仕事を進めたいと思っている。大切なのは、チームにとって効果的と
はどういう意味なのかを意識することだ。ビジネスニーズにすばやく対応できることか。高いレベルの
可用性を保証することか。チームとステークホルダーは、作業効果の指標の選択について議論する前
に、広い視野で自分たちの価値を議論し、一致した考えを持つようにしなければならない
*
。
13.4.1
変更の加速
本番環境で発生した問題を早急に解決しなければならないときには、効率の悪いワークフローや過 ...