March 2017
Intermediate to advanced
352 pages
9h 3m
Japanese
Content preview from Infrastructure as Code ―クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス
Become an O’Reilly member and get unlimited access to this title plus top books and audiobooks from O’Reilly and nearly 200 top publishers, thousands of courses curated by job role, 150+ live events each month,
Start your free trial
13.1
動くものは何でも自動化する
253
13.1.1
手作業による変更
構成/設定変更のためのもっとも手っ取り早く単純な方法は、ウェブサーバーにログオンして設定
ファイルを編集することだろう
*
。もっとも、このチームが抱えているウェブサーバーがたくさんあれ
ば、うんざりする作業になる。さらに悪いことに、この変更はチームのほかのメンバーの目には入らな
い。誰かが変更に気付いたとしても、間違いだと思ってもとに戻してしまうかもしれない。あるいは、
新しいウェブサーバーをセットアップするほかのメンバーが新しい構成/ 設定を使わず、サーバーの構
成/ 設定が不統一になるかもしれない。
ほかのチームメンバーがこの変更について知っていたとしても、新しいサーバーをセットアップする
ときにそれをどのように設定したらよいかわからないかもしれない。たとえば、その変更のためには、
新しいウェブサーバーモジュールをインストールしなければならないことを知らないといったことだ。
ウェブサーバーが起動しなければ、自分が間違っていたことはわかるが、問題解決のために彼らの
時間は無駄になる。最初の人とは別の方法で問題を解決できるかもしれないが、そうするとまたサー
バーの構成 /設定が不統一になる。
13.1.2
その場しのぎのオートメーション
チームが抱えているウェブサーバーが非常に多い場合には、システム管理者は、1 度に 1台ずつ手作
業で変更を加える単純作業を避けるために、変更を加えるためのスクリプトを書くだろう。
システム管理者は