
148
9
章 インフラストラクチャ定義のパターン
フラストラクチャ要素がスタックになるかどうかは、サイズではなく、ひとつの単位として定
義、変更されているかどうかによって決まる。
スタックという概念は、手作業で管理されているインフラストラクチャでは一般に使われてい
ない。構成要素は組織的に追加され、インフラストラクチャのなかのグループを考えるときに
は、ネットワーク境界が自然に使われている。
しかし、オートメーションツールの世界では、インフラストラクチャ要素をより明示的にグ
ループ分けすることが必要とされる。たしかに、すべてのものをひとつの大きなグループに
入れてしまうこともできるし、ネットワーク境界に従ってスタックを構成していくこともでき
る。しかし、スタックの構成方法はそういったものには限られない。
鉄の時代のスタティックインフラストラクチャで機能していたパターンやアプローチを単純に
コピーするのではなく、もっと効果的なパターンがないかどうかを考えることには意味がある。
この章は、インフラストラクチャのなかに「スタック」を構成し、より簡単で安全な変更管理をサ
ポートする方法を説明する。インフラストラクチャをスタックに分割する方法としてよいものは何か、
スタックにとって適切なサイズとはどれくらいか、スタックを定義、実装するためのよいアプローチと
は何かを取り上げる。
9.1
環境
「環境」という用語は、一般に同じサービス、またはサービス群の異なるインスタンスとなっている
複数のスタックがあるときに使われる。