Infrastructure as Code ―クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス

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15

章 

Infrastructure as Code

のための組織

トライブ：職能横断型チームで専門能力を維持する方法

職能横断型チームにあらゆる職能の人々をまとめている会社では、専門能力やツール共有の

メリットを失ったりする危険がある。すべてのチームがデータベース、

Linux

、ネットワーク

等々の高いスキルを持つ人々を確保できるわけではない。そして、同じような問題に対して各

チームが大きく異なるツールやプラクティスを採用する可能性がある。

この問題に対処するためのアプローチとして広く使われているのが、「トライブ」と呼ば

れるチーム横断型コミュニティである。技術的組織における「トライブ」の概念を広めた

のは

Spotify

で、同社は

engineering culture

のページでビデオやブログポストをシェアし

ている。最初は、シリーズの最初のビデオ（

https://labs.spotify.com/2014/03/27/spotify-

engineering-culture-part-1/

）を見るとよいだろう。

15.4

　

継続的変更管理を通じたガバナンス

サービスとアプリケーションを構築、運用する職能横断型チームに権限を与えると、従来のガバナ

ンスに対するアプローチと矛盾を生じることがある。従来の鉄の時代の考え方は、本番環境に変更が

加えられるたびに、手作業の調査、承認作業を行うというものだった。この方法は、変更をひとつにま

とめ、変更の頻度を減らす方向に業務を誘導する。

しかし、本書全体を通じて説